雑誌販売で社会復帰を ホームレスの自立を支援する雑誌

           
        雑誌販売で社会復帰を ホームレスの自立を支援する雑誌

路上で雑誌を掲げている人を見たことはありますか?

道端で雑誌を掲げて立っていらっしゃる方を見かけたことはありますか。

東京や大阪ではよく見かける印象ですが、その方は「ビッグイシュー」という雑誌を販売されているホームレスの方です。

一見豊かに見える日本にもネットカフェ難民なども含むとかなりの数のホームレスが存在すると言われており、SDGs1「貧困をなくそう」の達成のためにも解決すべき課題の1つのです。

ビッグイシューの販売員は、全員ホームレスで、雑誌を売った利益で社会復帰を目指しています。今日は、そんなビッグイシューについて紹介したいと思います。

ビッグイシューホームページ

1冊450円で、230円を収入を得る

ビッグイシューの原型は、1991年にロンドンで生まれました。日本では、2003年9月よりスタートし、ホームレスの人の独占販売事業とすることで、ホームレス問題の解決に挑戦しています。ビックイシューの販売員は、1冊450円の雑誌を売ることで、230円の収入を得ています。創刊から17年間で、累計892万冊 を売り、13億7,002万円の収入を提供し、205人の方が就職口を得ています。(2021年3月現在)

国内外の著名人や俳優を起用し、社会問題も取り上げる

ビッグイシューのこだわりの1つが、質の高い雑誌を作ること。

コンテンツの質もしっかり上げて、消費者が読みたい雑誌をつくって、より売りやすい状況をつくっています。

表紙には、国内外の著名人や俳優が起用されており、国内では草間彌生、真木よう子、リリーフランキー、羽生善治などが登場したことがあり、海外ではポール・マッカートニーやダライ・ラマ14世、QUEENなどそうそうたる方が登場しています。

社会的弱者や環境問題など数々の社会問題について取り上げることも多く、読むと非常に勉強になります。

ビッグイシューオンライン

ストリートペーパーを見かけたら買って読んでみよう

ビッグイシューのような雑誌のことをストリートペーパーと言い、

ビッグイシューに限らず世界各国でこの取り組みは積極的にされているそうです。

コンテンツとして面白い雑誌を読むことが、ホームレスの自立支援につながるって素敵ですよね。

私も学生のころは、大学の帰り道で売っている方がいたので、よく購入していましたが、とても面白い雑誌でした。皆さんも見かけたら一度買ってみてください。

【参考】

ビッグイシュー日本版HP https://www.bigissue.jp/