5月はフェアトレード月間 買い物から世界を変える活動に参加してみよう
- 2022.05.18
- Action
5月14日は世界フェアトレードデー
コンビニやスーパーもしくは、オーガニックストアなどで、黄緑と青の円を背景に右手を挙げている黒い人のようなマークを見たことがありませんか?このマークは、フェアトレードラベルというもので、最近注目されているサステナブルラベルのひとつです。
フェアトレードは、貧困対策、児童労働の削減、環境の保護などSDGsが掲げている様々な社会課題を解決するアクションとして世界中で注目を浴びています。
毎年5月第2土曜日は世界フェアトレードデーに設定されており、この日の前後では、全世界でフェアトレードをアピールしようと各国でイベントやキャンペーンが同時開催されています。
日本でも5月は「フェアトレード月間」としてフェアトレードについてよく知ってもらうためのイベントが全国各地で行われています。
今回はフェアトレードについて紹介します。
フェアトレードとは、商品の背景について考え行動すること
フェアトレードとは、直訳すると「公平・公正な貿易」です。開発途上国で作られた原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を促す貿易の仕組みのことを言います。
買い物の際に見かける激安商品。それらを作っている国では、コストを抑えるために超低賃金で働かされていたり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され土地が荒れ、環境が破壊されたり、生産者の健康に害を及ぼしたりといったことが起こっています。
こうした状況をよくするために生まれたのがフェアトレードです。
フェアトレードの基準を明確にし、それを満たした製品にラベルを付けわかりやすくフェアトレードを広めていこうと生まれたのが、冒頭に紹介したフェアトレードラベルです。
フェアトレードラベルがついている製品は、その原料が生産されてから、輸出入・加工・製造工程を経て完成品になるまでのすべての工程で、基準を満たしていることを証明しています。
※フェアトレードの基準についてはこちら
フェアトレード月間に取り組むミリオンアクションキャンペーン
5月14日の世界フェアトレードデーに合わせ、日本では昨年に引き続き「ミリオンアクションキャンペーン」を実施しています。日本全国のフェアトレードに関するアクションをカウントして、1ヶ月で100万アクションを目指すというものです。
このキャンペーンの最大のポイントは、だれでも気軽に参加できるという点です。
フェアトレード商品を購入したり、イベントに参加したりして、SNSで#FartradeAction2022をつけて発信するだけ。とっても気軽に参加しながら大きなムーブメントを作っていくのは面白いですよね。
キャンペーンに参加して、社会に良いことを発信しよう
ミリオンアクションキャンペーンでは、フェアトレード商品のプレゼントキャンペーンやイベント情報もたくさん載っています。この機会にフェアトレード商品に触れてみたり、イベントに参加して世界について知ることはとても良い機会だと思います。
そして、その感想をSNSで発信する。1つ1つは小さな行動かもしれませんが、100万ものアクションになったら、大きな影響を与えると思います。ぜひミリオンアクションに参加して、新しいムーブメントを起こしてみませんか。
【参照】
フェアトレードラベルジャパン
フェアトレードミリオンアクションキャンペーン
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