クラウドファンディングで誕生した国産シルクボディケアブランド「COKON LAB(ココン・ラボ)」

　最近、肌の乾燥が気になって、天然由来のスキンケアを探していて出会ったブランドがあります。それが今回取り上げる「COKON LAB(ココン・ラボ)」。熊本県山鹿市で誕生したボディケアブランドで、特徴は国産シルク配合ということ。

　少し前からシルクの良さと、シルク産業を守る価値に気づいていたので、今回は「COKON LAB(ココン・ラボ)」と国産シルクにこだわる理由を探っていきます。

「COKON LAB(ココン・ラボ)」の誕生

　こちらのブランド、なんとクラウドファンディングで誕生したのです。

　このクラウドファンディングを立ち上げた方は、熊本市にある株式会社あつまるホールディングスの代表、島田敏子さん。

　株式会社あつまるホールディングスは、「ヒューマンリソース」を掲げ、「お客様とのつながりを大切にしながら、人材ビジネスを中心に、地域や経済をアツくする様々な事業を展開」している会社だそうです。（引用：https://atsumaru-hd.jp/index.html）

　希少な国産シルク「やまがシルク」の素晴らしさを伝えたいという目的で立ち上げたそうです。そして、熊本で代々大切に育てられてきた「やまがシルク」を使ったボディケア商品で、人々の肌にも心にも潤いを与え、さらに九州・熊本県を元気にしていくことを目標にされています。

　熊本県山鹿市で生産されているのが「やまがシルク」。

「やまがシルク」の特徴は3つ。
・高保湿機能
・無菌養蚕
・無農薬オーガニック

　カイコが紡ぐシルクはタンパク質が豊富で、そのタンパク質には高保湿機能があると言われています。

　「やまがシルク」は独自に熊本県山鹿市で育てた無農薬の桑の葉でつくった人工飼料を食べた、クリーンルームで大事に育てられたカイコが紡いだシルク。よって、他のシルクに比べても保湿因子となるタンパク質が豊富で、より高い高保湿機能をもっているということが分かったそうです。

　その「やまがシルク」の特徴を活かして、かつての養蚕・製糸産業がさかんだった時代に戻そうと、熊本県山鹿市内でのシルク産業の復興と発展を目的としてプロジェクトが発足したのです。

　発足したプロジェクトは、熊本県山鹿市の地域雇用をを活性化させるというミッションがあったそうです。

　現在、「やまがシルク」を生産する天空桑園と周年無菌大規模養蚕プラント(NSP山鹿工場)で働く約70％は、熊本県山鹿市の出身者とのこと。

　これは地元雇用の場をつくり、若者などの定住促進、安定的な雇用機会を提供しているからだそうです。また、地場産業とも連携し、シルクビジネスで地域産業の活性化にも貢献しているのです。

　また、2020年7月に九州、特に熊本県内で起きた豪雨災害により、「やまがシルク」の源ともなる天空桑園も、土砂崩れで大木がなぎ倒されるなどの被害があったそうです。「なるべく早く、桑園を本来の姿に復旧させたい。」という従業員の想いも、このプロジェクトを立ち上げた大きな目的のひとつなんだそうです。

シルク産業は、明治維新以降、日本の経済発展を支える重要な産業として、全国各地に存在していましたが、合成繊維の流入やファストファッションの流行で、国内では急速に縮小してる産業でもあります。

それでも最近になって、シルク自体への価値に注目が集まり、ファッション業界でも良いものを長く使うサスティナブルな動向に、高級素材であるシルクの需要が高まってきています。

そこで、今回紹介した熊本県山鹿市をはじめ、各地のシルク産業が更なる高品質なシルクの開発に力を入れ始めているそうです。

この「新シルク産業」は世界的に見ても、この分野に着手する企業はまだ多くないので、これはビジネスチャンスで魅力的な産業とのこと。

「やまがシルク」で地域雇用の場をつくり、地域の活性化で熊本県山鹿市をの経済を潤す。ここで誕生した「COKON LAB(ココン・ラボ)」の高保湿機能が入ったボディケアアイテムが日本、世界中の人の肌と暮らしを潤す未来を担っているのですね。

「COKON LAB(ココン・ラボ)」の高保湿なシルク効果を体感したい方、国産シルク配合のボディケアが気になった方はこちらをご覧ください。クリスマス限定ギフトセットもあるみたいです。贈り物にも良いかもしれません。

＜参考＞