○○の秋×サスティナブル②「芸術の秋」-お米と野菜と素敵な想いから作られた「おやさいクレヨン」-

           
        ○○の秋×サスティナブル②「芸術の秋」-お米と野菜と素敵な想いから作られた「おやさいクレヨン」-

前回からお届けしている、シリーズ企画「○○の秋×サスティナブル」。第2弾は「芸術の秋」です。

芸術ということで、今回は絵を描く道具に注目して、お米と野菜から作られた「おやさいクレヨン」を紹介します。特徴や魅力、サスティナブルな理由を紐解いてみようと思います。

「おやさいクレヨン」の魅力

「おやさいクレヨン」は野菜で着色されたクレヨンです。

米ぬかから採れた米油とライスワックスをベースに、規格外の野菜の外葉などを原材料としています。また、野菜の色を補う顔料も、食品の着色に使われる成分を使用しているため、万が一舐めてしまっても安全な素材だけで作られているのだそうです。

おやさいクレヨン – お米と野菜から作られた安心安全なクレヨン (oyasai-crayon.com) より

色は10色です。主に青森産の野菜を使って作られています。

にんじん(青森県産)規格外品や加工時にカットされる部分を再利用

りんご(青森県産)加工時に剥がれるりんごの皮が原料

カシス(青森県産)ジュースなどの加工の際に残る皮が原料

むらさきいも(九州地方産)過剰在庫のパウダーを再利用

たけすみ(国産)未利用であった竹材を再利用

きゃべつ(茨城県他)収穫や加工時に破棄される外葉などを再利用

ねぎ(福島県産 他)規格外品やカットされる部分を再利用

ながいも(青森県産)加工時にカットされる皮の部分が原料

ごぼう(青森県産)ごぼう茶の生産工場よりなどを頂戴し再利用

とうもろこし(北海道産 他)

https://oyasai-crayon.com/ より

誕生のきっかけは働くお母さんの体験から

「おやさいクレヨン」を生み出したのは、mizuiro株式会社 代表の木村七保子さん。元々はグラフィックデザイナーとして、自宅を拠点に仕事と子育てを両立していました。

2011年の冬、夕飯の支度をしながら、野菜本来の色の鮮やかさを再認識し、野菜の色で絵を描いたら美味しそう、そんな発想から、2012年に起業し、2014年にこの「おやさいクレヨン」が誕生しました。

子供がいつも使っているクレヨンが、口に入ったとしても大丈夫な素材でできていたら・・・。

家の中で絵を描きながら、外に広がる自然に目を向けて考えるきっかけができたら・・・。

そんな母親目線で、ものづくり未経験の中、デザイナーと子育ての両立をしながら9か月で開発し、2014年3月に販売にたどり着いたそうです。

美味しそう、という発想も、そのままクレヨンの見た目に表れているようで、ねぎなど特徴的なものを除き、ほとんど匂いはしないのに、子供たちは「○○な匂いがする」と言いながら「おやさいクレヨン」で想像力を発揮して楽しんで絵を描いてくれることもあるそうです。

こだわりの安全性と高品質、そしてサスティナブル

このクレヨンは愛知県名古屋市にある老舗クレヨン工場で、職人の真心によって作られているそうです。

JIS規格に沿った製造工程を経て、玩具の安全性の基準検査では世界一厳しいといわれる、欧州規格の安全性試験もクリアし、安全証明書も取得しているほど、安全でクオリティーが高い国産品というのも特徴的です。

また、木村さんは開発過程で規格外などで廃棄される野菜が多いことを知り、「野菜をリユースし、廃棄される野菜を無駄なく使い切りたい」という想いをもったことで、継続的に生産可能なアイテムができあがったそうです。

青森から全国、そして社会貢献へ

今では、「おやさいクレヨン」をはじめ、「おやさいねんど」や「おはなのクレヨン」などアイテムの幅も広がっています。

さらに、「おやさいクレヨン」で楽しめる世界観を広く伝えたい、という想いから、「100人のおやさいクレヨン画Project」もスタートされたそうです。

このプロジェクトは、青森からwebサイト等を通じてチャリティー展示販売をし、文化や芸術活動を継続的に支援する取り組みで、その売上の一部は、あしなが育英会を通じて、支援を必要とする子どもたちのために役立てられているそうです。

こんなに素敵な想いのこもった「おやさいクレヨン」。子供がいるご家庭へのプレゼントにも喜ばれそうですね。気になった方は、mizuiro株式会社のオンラインショップから購入できます。

<参考>

https://oyasai-crayon.com/

https://mizuiroinc.com/about/csr