『パッドマン』の活動から考えるSDGs

           
        『パッドマン』の活動から考えるSDGs

映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』を観てSDGsとの関連性を考える

花と蜂

2018年にインドで公開された映画『パッドマン』は低価格で衛生的な生理用品を開発した男性の実話です。

インド社会では生理について話すことがタブーとされていてました。女性も「穢れ」として捉えていて、口に出すことを恥だと考えていました。男性も女性の生理について正しく理解している人は少なく、理解しているのは医者だけだったそうです。

また、ナプキンは高価なものだったので裕福でないと入手ができませんでした。そのため、不衛生な布を当てて生理の5日間を過ごす女性が多く、感染症の恐れがありました。実際にインドの女性で生理用品を使用しているのはわずか12%だと映画で紹介されていました。
この現状を踏まえ、いかに低価格で使いやすく衛生的な生理用品を開発するかが課題でした。この取り組みはSDGsにすごく関連している話なので、みなさんと一緒に考えていけたらと思い、記事にしました。

開発のきっかけは身近な人を感染症から守りたいという思い1つでしたが、その思いはインドの女性5億人や世界中の女性を救うプロジェクトになっていきました。

SDGsの17の目標のうち①貧困をなくそう。③すべての人に健康と福祉を。⑤ジェンダー平等を実現しよう。⑧働きがいも経済成長も。の4つに関連していると思います。1つ1つの関連を紐解いてみましょう。

『パッドマン』の活動とSDGsの関連

大いなる大空

パッドマンの手動機械によって約5,600万円かかった製造機は約10万円で作れるようになりました。この製造機の導入により作られたナプキンは2ルピー=約3円。現地では3~10ルピーでチャイが飲めるので、低価格が実現したといえます。

インド社会ではお店に買いに行くことが文化的に難しかったので、直接家へ販売しにいくことで必要としている女性の元へ届けられるようになりました。販売する女性の雇用を生み出すことで、女性の自立支援になっています。

映画の中でも紹介されていましたが、インドに限らずアジアやアフリカなどの地域から機械の導入依頼があり社会システムが構築されています。

このように、SDGsの目標①貧困をなくそう。⑧働きがいも経済成長も。⑤ジェンダー平等。に繋がっています。また、この活動によって生理用品の使用率もあがり、感染症のリスクも軽減しました。これは③すべての人に健康と福祉を。につながっています。

目の前の課題を解決させることがSDGsにつながる

SDGsに関連させると、どうしても大きな問題になりがちですが、まずは目の前の課題を解決することがSDGsにつながるということを『パッドマン』から学びました。

わたしたちが今困っていることについて考えること。例えば、満員電車に乗るストレスを軽減したい。という思いから自転車通勤に変えることは、SDGs目標の③すべての人に健康と福祉を。と⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに。につながっていきます。このように、今問題提起されていることを正しく理解し行動することからはじめてみませんか。

【参考URL】
映画『パッドマン』
https://bd-dvd.sonypictures.jp/padman/
TIME誌 2014年版 世界で最も影響力のある100人
https://time.com/70861/arunachalam-muruganantham-2014-time-100/
外務省ジェンダー
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/bunya/gender/initiative.html