【ゼロから知るSDGs】貧しさのない社会をつくるために SDGs1「貧困をなくそう」

           
        【ゼロから知るSDGs】貧しさのない社会をつくるために SDGs1「貧困をなくそう」

SDGsを紐解く

(※SDGsの概要は以前記事にしましたので、よろしければ下記をご参照ください。)
街にあふれるカラフルなマーク「SDGs」っていったい何??

最近色んなところでSDGs(持続可能な開発目標)という言葉を聞くようになってきましたね。

ですが、「SDGsは17個の目標と169個のターゲットで構成されています」といわれてもピンと来る人は少ないのでは?
くわしく知りたいけど、いざ目標をひとつひとつ読んだら言葉が難しいなと感じていませんか?

私もその1人でした。
しかし勉強すればするほどSDGsの大事さが分かってきたので、それぞれの目標について理解を深めていける様に【ゼロから知るSDGs】シリーズを掲載していきます。
SDGsを知ったその先に、持続可能な世界にするために自分ができることは何かが見えてくるかと思います。

今回は、SDGsの目標1についての紹介です。

 

目標1「貧困をなくそう」

SDGs1_貧困をなくそう
引用元:国際連合広報センター HP

貧困は、様々な要因が複雑に絡まっており、先進国と途上国の両方で問題となっています。
気候変動や紛争地域では改善されていない現実があったり、女性の方が貧困に陥りやすかったりする背景があります。

この貧困をなくすためのターゲットが7個あります。
そのひとつひとつを見ていきましょう。
引用元:公益財団法人 日本ユニセフ協会  公式HP

 

「1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。」

そんなことできるの?と思われる方もいるかもしれませんが、この貧困問題の取り組みは、SDGsの前身のミレニアム開発目標から掲げられている内容です。
しかも、ミレニアム開発目標でかかげた「2000年から2015年の15年間で極度の貧困を半減する」は達成しているんです。
SDGsとして、この極度の貧困を終わらせることが第1に掲げられています。

「1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。」

この「あらゆる」というのが大事になっています。
世界中でこのターゲットを達成するうえで、各国の経済状況や社会状況が異なります。なので、一律に「この基準を満たせば貧困ではない」とは言い切れないのです。
貧困の指標としては色々開発されており、世界銀行が定める「国際的貧困ライン(現在は1日1.9ドル)」などがあります。

「1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。
「1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。」

この1.3と1.4は少し言葉が専門的で難しく感じますね。
貧困を理由に、社会保護制度があっても施行されないことをなくしたり、経済面での情報やサービスについて平等な権利をもつことを目標にしてます。 

「1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。」

こちらは災害などの突発的な事象にも対応できる力をつけることが目標になってます。

「1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。
1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。」

1.aと1.bは、目標に掲げるだけではなく実施するためには、資源と制度が必要だということです。
資源が豊富にあったり、なかなか確保が難しかったりなど国によって様々なので、貧しい暮らしをしている全ての方を助けるためにも、国際レベルで協力して政策をすすめていく必要があるのだと思います。

身近な取り組み

アメリカ合衆国郵便公社

ターゲットをひとつひとつ見ていきましたが、次は日本で行なっている取り組みを見ていきましょう。
目標1達成のために地域に密着して活動している企業を2つピックアップしました。

「生活共同組合(生協)」
商品の宅配サービスです。食料品を自宅まで届けてくれるので子育て中の家庭にも利用されてます。
生協では、ユニセフ募金や子ども食堂の運営、子どもの貧困について学ぶ場をつくることで目標1に取り組んでいます。
参照:CO-OP 日本生活協同組合連合会 HP

「ジモティー」
地元の情報掲示板サイトです。不用品の譲渡などがよくつかわれてます。
そのなかでもひとり親の家庭を優先する取り組みがされていました。ただ説明会をするだけでなく、貧困層の自立支援を行うグラミン日本のコーポレートサポーターに加盟し、呼びかけることもしています。
参照:株式会社ジモティー HP

聞いたことがある様な身近な会社でも、SDGsの目標達成のための取り組みをしているんですね。
もしかしたらみなさんの家の近くの会社も、意外なところからSDGsの活動をしているかも?

まず知る→行動する!

まずは知ること

日本では格差社会と騒がれてますが、極度の貧困に当てはまる人数はそう多くありません。
身近に感じにくいので、イメージすることが難しいのが実際のところだと思います。

だからこそ、SDGsをまず知ることからはじめてみてください。
知ることで世界に目を向けることができますし、その先に自分にはなにができるのか?行動が変わって行くのではないかと私は思っています。
下記、Actionカテゴリーに、明日からでもできる行動についてまとめてありますので、気になった方はぜひ読んでみてください。
【カテゴリー:Action

SDGsの目標を達成するには、国だけに任せるのではなく、1人1人の努力が必要だと思っています。
一緒になってSDGs目標を達成していくためにも、今自分自身ができることがないか考える。
さらには具体的に実践していける。そのキッカケになれれば嬉しいです。

 

参考URL
持続可能な開発目標(ロゴ使用のためのガイドライン)
ユニセフ HP
日本生活協同組合連合会 HP
株式会社ジモティー HP

参考文献
笹谷秀光(2020)「SDGs見るだけニート」株式会社 宝島社