「食パン×SDGs」 パン屋さん取り組む身近な課題が社会貢献に

           
        「食パン×SDGs」 パン屋さん取り組む身近な課題が社会貢献に

SDGsの達成に向けて、国や企業が積極的に取り組んでいますが、個人としては何からやればいいのか?
SDGsと聞くと、何か特別なことをしなくてはと感じている方も多いのではないでしょうか。

確かにSDGsは、国連が発行した持続可能な社会を作るための目標であり、それだけ聞くとものすごく壮大なことに感じることもあります。
ですが、身近な生活のなかにある問題に目を向けて、その解決に取り組むこともSDGsに貢献することになるんです。

その一例として、大阪で開発された「SDGs食パン」について紹介します。

SDGs食パン

NPO法人の想いとオーナーの心意気がかたちに

「SDGs食パン」を開発したのは、大阪メトロ横堤駅近くでパン屋を営む「ダンクブロート」です。きっかけは、大阪市鶴見区をSDGsに取り組む街にしようと活動しているNPO「みらくる」との出会い。みらくるのメンバーがダンクブロートの袋に「人情」や「義理」と書いてあるのを見て、SDGsの「誰ひとり取り残さない」というスローガンに共感してもらえるのでは?と考え、ダンクブロートのオーナーにSDGsに取り組むパンを出さないかと提案したそうです。その話を聞いた店主が、即賛同したことで、「SDGs食パン」が生まれることになりました。

パートナーとの握手

廃棄ロスを減らす工夫で「SDGs12 つくる責任」をはたす

「SDGs食パン」の開発をすすめるにあたり、ポイントはSDGsとどう結びつけるか。注目されたのは、パン屋さん最大の悩みである廃棄ロスの削減です。廃棄ロスの問題は、「SDGs12.つくる責任つかう責任」でも取り上げられており、日本において特に取り組むべき課題の1つにあげられています。ダンクブロートでは、SDGs食パンを完全予約制・毎月200本限定することで、廃棄ロスゼロを実現しました。さらに、月に1度の販売日は、SDGsの食パンのみを売ることで、労働時間の削減にも貢献しています。

ダンクブロートの食パン
ダンクブロートの食パン
https://dankbrot.com/blog/20181227-700/

他にも、国産小麦を使うことで、輸送コストによるCO2の排出をおさえたり、食パン1本が売れるごとに、給食1食分が途上国へ寄付されるようにし、他のSDGsの目標にも貢献する工夫がなされています。「食パンを購入することで、社会貢献ができてよい」とお客さんにも好評なようです。

食パンとSDGs。
一見全く関係のなさそうなものがかけあわさって社会貢献になるなんて、とても興味深いですよね。

SDGsで目指すのは、よりよい社会の実現です。

普段の仕事や生活で悩みの種になっていることが、どうやったら解決できるか。社会や地球に良いことは何かとアンテナを張って行動をすることが、SDGsの推進に繋がるんだなぁととても感じました。
SDGsと聞くとなにか大それたことをしなくてはと肩ひじをはりがちになりますが、まずできることは普段の仕事や生活の中で問題になっていることにアンテナをはること。そして、その問題がよくなる方向に行動・選択をしていこうと思います。

NPO法人みらくる https://www.make-future.jp/
ダンクブロート https://dankbrot.com/